2007年10月06日

今後のユーロについての考察

これからのユーロのシナリオ



ユーロ(ISO 4217によるコードはEUR)は、欧州連合25カ国中13カ国が公式に採用している単一通貨である(2007年1月1日現在)。基本通貨単位はユーロであり、そのほかに補助通貨単位としてセントがある。1ユーロは100ユーロ・セントに相当する。


 ユーロに使われる記号は、欧州(Europe)の頭文字Eを図案化しているが、Eの真ん中の線が実際の通貨で2本の平行線となっているのは安定を表している。

記号にもまずは欧州統一という安定志向が貫かれているわけである。




ユーロには、紙幣と硬貨がある。硬貨の基本的なデザインは各国共通だが、裏面は各国が独自にデザインをしている(ユーロ硬貨を参照)。なお、ユーロ導入によりそれまでの各国の通貨(フランス・フランなど)は現在は通用しない。ユーロ紙幣は各国共通。ユーロ紙幣を参照。


Euro と書いて英語ではユーロ、フランス語・オランダ語ではウロ、イタリア語・スペイン語・ポルトガル語・フィンランド語ではエウロ、ドイツ語ではオイロ、ギリシア語・ロシア語ではエヴロと発音する。日本語では、現地の発音にかかわらずユーロと表記される。各言語で複数形を取るかどうかは言語により、また言語によっては状況による。たとえば通常イタリア語では語尾の母音交代で複数を表す(1エウロ、2エウリ、3エウリ・・・となるはずである)が、実際には語形変化しない。


ユーロは、ヨーロッパ中央銀行と各国の中央銀行から構成される、ヨーロッパ中央銀行システムが管理している。構成メンバのうち、ヨーロッパ中央銀行だけが金融政策を策定することができる。各国の中央銀行は、紙幣や硬貨の印刷、鋳造、流通を行い、決済システムを運営する。1ユーロは約157.75円である(2007年1月2日23:46現在)。長期的に見て過去5年はユーロ高が進行する傾向にあった。





ユーロとイギリスポンドの関係


この記事の読者では記憶にない人が多いと思うが、ユーロが欧州単一通貨として登場する構想は第一次世界大戦後すぐの頃に素案があり、具体的に動き出したのは第二次世界大戦後のことである。


第二次世界大戦後の荒廃の中で英国のチャーチル元首相がヨーロッパ合衆国構想を提唱したのは1946年9月だった。


その当時の大国であった「アメリカ合衆国」と「ソビエト連邦」という2強に対抗出来る母体として考えられていた。


この後、述べる英国(イギリス)がアメリカより、でなければ本当にヨーロッパ合衆国が生まれていたかもしれない。




その後、1950年5月、フランスのシューマン元外相が欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)の創設を提唱してから一躍、具体的な動きに転じた。


この「シューマン宣言」によるECSCの創設は、欧州の2大勢力であり、長年の敵対国であったフランスとドイツ(当時、西ドイツ)が国の根幹であるエネルギーの共同管理に乗り出したところに意味がある。


アジアでいうと、日本と中国が国の根幹で提携を結ぶようなものである。


つまり、仏独両国は将来にわたって戦争はしたくないという強い意志、平和への思いをこのECSC、その後のEEC、EC、EUに託したのである。


とくに冷戦崩壊以降の欧州の平和と繁栄について、当時、フランスのミッテラン大統領とドイツのコール首相は欧州統合の枢軸である仏独の結束が不可欠という認識で一致していた。


欧州通貨同盟(EMU)が仏独政治主導といわれ、英国は通貨同盟への参加を見合わせている。


この英国のポンドがユーロへの参加を見合わせているということが、今のFX(外国為替証拠金取引)にはとても大きい。


将来的に英国がユーロを導入すれば、世界の基軸通貨としてのユーロの価値は絶対的なものになることが予想される。



もともと欧州は、フランスを中心に国際通貨安定志向が強い。



1971年の「ニクソンショック」を受け、1973年からの「変動相場制」への移行後も、欧州域内では「スネイク」と呼ばれる固定的な変動ゾーンを設定してきたことも、ユーロへの下地となっている。




ユーロ紙幣とユーロ硬貨


ユーロ紙幣は、加盟各国で同じデザインのものが使われる。5,10,20,50,100,200,500ユーロの7種類の額面のものがあり、それぞれ色と大きさが異なっている。それぞれのデザインはそれぞれの時代のおけるヨーロッパの建築というテーマに基づく。紙幣の表面は「窓」または「門」があしらわれており、裏面は「橋」があしらわれている。図柄は実在のものと似かよらないよう注意深くデザインしており、特定の地域が特別扱いされ議論の的にならないようにされている。


この「窓」と「門」はEUの開放性と協力の精神を表している。


また、「橋」は欧州の市民同士、欧州と世界の他の地域とのコミュニケーションを象徴している。


すでに、デザインでもアメリカドルに代わり、世界の基軸通貨を狙っていることがわかるであろう。


各額面の紙幣に共通なデザインは、欧州連合の旗、5カ国語による欧州中央銀行の略称(BCE、ECB、EZB、EKT、EKP)、裏面にはヨーロッパの地図、ラテン文字とギリシャ文字での「ユーロ(EURO)」の文字および、欧州中央銀行総裁の署名である。欧州連合の象徴である12個の星もあしらわれている。


ユーロ紙幣のデザインは欧州通貨機構(European Monetary Institute)の理事会が主催した1996年2月12日のコンペに提出された44個の案から、オーストリア国立銀行のロベルト・カリーナ(Robert Kalina)の案が1996年12月3日に選出された。



一方、ユーロ硬貨には、1,2ユーロ、10,20,50ユーロセント、1,2,5ユーロセントの8種類がある。


表面のデザインは、ユーロ加盟国の全てで共通。裏面のデザインは、国ごとに異なる。主要12ヶ国だけでなく、地域内に属する小国家もユーロを採用しており、それぞれ独自の裏面のデザインを持つ。2004年に新たにEUに加盟した国々のうちいくつかはユーロ通貨を導入する予定である。



という初めから国単位を越えた通貨としての考え、また、






「ユーロ流通額ドルを越える」




という新聞記事の背景もふまえ、これから先は、世界地図でご確認頂くとお分かりかと思うが、仏独中心の10数カ国だけではなく、旧ソビエト連邦の影響を大きく受けていた「東欧」と言われる地域の国々も「ユーロ」を導入する可能性があると肉まん父さんは見ている。


その流れがこの数年でますます加速していくと思われる。


ユーロはこれからも「ユーロ」を導入する国が増えるに従い、価値を高めていくものと肉まん父さんは思っている。



また、今回の記事を読むに当たり、






「アメリカドルのシナリオ」





を合わせて読んで頂くと、理解が深まると思っている。



追伸 ユーロ参加国

公式にユーロに参加しているのは、オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ポルトガル、スロベニア、スペインの13カ国である(2007年1月1日現在)。これらの国々は、しばしばユーロ圏と称される。


2004年のEU拡大によってEUに加盟した10カ国は、条件が整い次第ユーロへの参加が許される。


モナコ、サンマリノ、バチカンは、ユーロのメンバーとして公式に参加していないが、ユーロを通貨として使用している。これらの国々は、ユーロを使用するにあたり、EU参加国(モナコはフランス、その他はイタリア)と条約を結んでおり、欧州議会の承認も得ている。


アンドラは、以前はフランスとスペインの通貨を採用していた。現在はフランス、スペインと条約を結んで、通貨としてユーロを使用している。


モンテネグロとセルビアのコソボ自治州では、かつてドイツマルクを通貨として使用していたが、現在ではユーロを使用している。


イギリスとスウェーデン、デンマークは2006年現在もユーロを使用せず、自国のイギリス・ポンド、スウェーデン・クローナ、デンマーク・クローネを用いている。この三国は、ユーロ圏外である。


ユーロとの相場が固定されている通貨にはカーボベルデ・エスクード(カーボベルデ)、兌換マルク(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、レフ(ブルガリア)、CFAフラン(アフリカ14カ国)、CFPフラン(フランス海外領土)がある。いずれもユーロ創設以前にユーロ参加国の通貨との固定相場を設定していた通貨である。





また、今回の記事の数字やその他の参考資料としてはインターネット百科事典の: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から多く引用させて頂いたことをここにご連絡致します。





  これからもよろしくお願い致します。


肉まん父さん


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posted by 肉まん父さん at 23:35 | TrackBack(0) | FX(外国為替)

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